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ご相談事例

嗄声・かすれ声

症例①
40代 
風邪をきっかけに発症し、無理な発声も影響して症状が長引いている。
仕事上、お客様との会話にも影響が出ているので何とかしたいとのご相談である。

嗄声は声帯の炎症や喘息吸入治療薬による薬剤性のもの、ポリープなどの器質的異常などが要因となって起こることが多い。
多くの場合、風邪などの急性上気道炎による喉頭の炎症が原因で、声帯の粘膜充血や浮腫が起こり、ヒダ状の声帯がうまく閉じなくなることで症状が現れる。
通常、時間の経過とともに軽快するが、症状が長引く場合には詳しい検査を受ける必要がある。
喉頭の炎症が原因の場合には、刺激物や熱い飲食物、アルコールやタバコは控え、無理に声を出すと炎症が長引くため小声で話すなど、声帯を休めることも心がける。

煎じ薬を2週間分調合し、日常での注意点を説明して様子をみていただいた。
服用した際には、清涼感が心地よく1週間程度で喉の違和感や嗄声は軽快したとご連絡があった。

漢方薬では、清熱し、陰分を与えて滋潤しながら血行を促すことで回復に導く。
普段から声を使う仕事に従事する人や、喉が弱くてすぐに声が枯れる傾向がある人は、日頃から予防的に服用すると良い。


▢嗄声に用いる漢方薬
響声破笛丸料(きょうせいはてきがんりょう)
麦門冬湯(ばくもんどうとう)
竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)
滋陰降火湯(じいんこうかとう)
外台四物湯(げだいしもつとう)
など

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